安全シールをはがしましたか?
- 著者
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- サークル名
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- 発行
- 2012/05/06
- ページ数
- 92頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 500円
- あらすじ
- 〈無料です〉と書かれた箱の中に正座している女がいたので、「何が」と聞いたら「あたし」と言う。幸せになりたいはずだった人達の日々を描いた小説集。いつか近くであったことだし、少しも不思議なんかじゃない。
【目次】
◇後生ですから幸せにして
街角の絵描き、占い師、もらわれたい女。
お金と幸せを求めてたたずむ掌編小説3編。
◇クライ、サイレンス
隣の席の友人Aと、ダルマのことで賭けをした。
大地震の日の長い帰路を描いたノンフィクショナル・フィクション。
◇安全シールをはがしましたか?
ジャムの瓶には〈封印〉と印字されたシールが貼られている。
その瓶が未開封であることを示し、はがすと跡が残る。
◇行方さんと流石くんの穏やかな日常
行方さんは俺と付き合いたいらしい。
たぶんそうだと思うのだけど、すっきりしないことばかり。