菌 くさびら
- 著者
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- サークル名
- サークルURL
- 発行
- 2012/05/06
- ページ数
- 138頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 500円
- あらすじ
- くさびらしさとは何か? 人類普遍のテーマをみずみずしい文体で書きあげた二十歳の原点。上京失敗。シスターコンプレックス。夢が壊れました。就職戦線異常あり。いつの時代も変わらぬ若者と、誰にも知られずに誕生していたゼロ年代の文学。余りにもくさびらしい表題作を始め、無頼派とプロレタリア文学との間に産まれ落ちた苦しみを描く『その頃、セブンスターは二五〇円だった』そして、社会に抑圧された自同律が無限増殖した時、止まらない連想が物語になることを証明した『なまえはまだない』など根暗の著者が躁期に書いた可能性のある、くさびらしい三篇をこの一冊に。あっ。宇宙の真理、わかったくさい。