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春の在りか

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立ち読み:19回
(2018/12/30)

春の在りか

著者
恣意セシル
サークル名
35℃
サークルURL
35℃
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発行
2014/05/05
ページ数
36頁
判型
A5
印刷
その他
定価
300円
あらすじ
春を舞台に編まれた三篇の短編たち。
春の、春による、春のための短編集。

春の始まりの日、朔は恋人の花をゆっくりと押し倒した。
陽が伸びれば、影も伸びる。それは心に届いてしまう。
「俺の春は、まだもう少し先。」と嘯きながら、
彼は心に蠢く衝動を弄ぶ。――春待ち

ある春の日、突然、君がいなくなった。
何処にもいない、手がかりさえもない君のことを探し求め、僕はいつしか壊れてしまう。
壊れたことさえ、自覚できずに。――咲かない春

薄緑色の風が吹き抜け、僕は彼女の目醒めを知る。
情緒豊かな文体で綴られる、激しくも美しい季節。
すべては、美しく完全な五月のために。――五月