白いあかつきに沈む夢
- 著者
- サークル名
- サークルURL
- 発行
- 2015/12/30
- ページ数
- 272頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 700円
- あらすじ
- 雪深い山奥の村
神殿にある日ひとりの青年が現れた
荷物どころか記憶さえ持たない彼は
カクという名を与えられ
辺境の村で生活をはじめた
狼の遠吠えが村を取り巻くように
響き渡るなか
王都から巫女と僧正が率いる
魔物の討伐隊が訪れる
例年通り静かに暮らすはずだった――
不安が蔓延する村を前に
巫女はカクから神気を感じると
いいはじめ……
巫女を脅かす、なにかを罰そうという神気
山を跋扈する狼の群れの声
僧兵らを鼓舞するような火の足音を残す赤い鼠
ただわかるのは
逃げ場はないということだけだった