風を織り陽を咲かせ 手業の民の物語
- 著者
- イラスト
- サークル名
- サークルURL
- 発行
- 2016/05/01
- ページ数
- 276頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 800円
- あらすじ
- ここではない、いまではない世界
鉄と油と歯車の栄誉からほど遠い場所
春に歌い夏に駆け、秋に笑い冬に寄り添う
そこにはひとならざるものとの境界があった
ひととひとでないもの
それは予期せぬ隣人だった
ひとならざるものとの境界を管理する祈祷師たち
彼らを取り巻く物語
過去「土着系ファンタジー」と銘打って発行した
自家製本同人誌を再録し
新作を二本収録しました
「水にひかれて」「うそつき、祈祷師になる」「淀んだ川で待っている」を再録
収録新作
「会葬」
老いた祈祷師が永眠し、私はその葬儀に立ち会いながら
村に故人の気配がないか探していた
足を止めた川のほとり、そこには接近を危ぶむような水霊がいて……。
「回想」
師であった祈祷師が亡くなった
私は返却された遺品を前にし
まるで化けもののようだった彼のことを思い出す……。