『グロリア・リリィの庭』
- 著者
- サークル名
- サークルURL
- 発行
- 2014/08/31
- ページ数
- 78頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 300円
- あらすじ
- 「“王子様”は“お姫様”の前で泣くことが出来ない。
だって“王子様”は完全で、無敵で、すべてを護るものでないといけないから。
だから、わたしは“王子様”が泣くことができる、その居場所になる――」
自身の内面を隠匿し続けてきた女子高生・鮎川砂奈は、
《グロリア・リリィ》と揶揄される同級生、立花優理のある秘密を知る。
優理の歪な実態に翻弄されながらもカメラを手にし、彼女の裸体をファインダーに収め続ける砂奈。
誰からも忘れられた旧校舎で重ねられるふたりの逢瀬のその先に、
待つのは破綻か諦観か、それとも――。
これは“王子様”も“お姫様”もいない、その庭の秘め事。