千古草の巫女
- 著者
- くまっこ
- イラスト
- 椎名麻子
- デザイン
- クマコウボウ装幀室
- サークル名
- 象印社
- サークルURL
- くまっこにっき
- twitter
- 発行
- 2014/12/28
- ページ数
- 68頁
- 判型
- 文庫版
- 印刷
- オンデマンド
- 定価
- 400円
- あらすじ
- ――この館は、物語で埋め尽くされていた。
僕はこの館に蓄積された本を読むことを許された読み人であり、一人の巫女のため毎夜、その枕元で物語を語っている。
・・・・・
発症してから千日で死に至るという病に罹患した少女は、その奇病で得た先読みと呼ばれる能力により巫女となり、神の領域に迎え入れられる。
それが、この国の決まりだった。
毎夜儀式を執り行う巫女マリーと、死へと向かう魂を救うための読み人となった少年ジャンは、神殿と名付けられた隔離施設で、静かな時を過ごしていた。
そんな日々のさなか、ジャンのもとに訃報が届く。――その知らせは、奇病に隠された秘密を解き明かすための鍵だった。
時の狭間に閉じ込められていた二人の時間が、動きはじめる。
しっとりとした雰囲気のファンタジー小説です。
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この物語は、図書館・図書室アンソロジー「書架にねむる。」に収録した短編小説を加筆修正したものです。
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印刷について
表紙・本文:オンデマンドプリント
カバー:オフセット
製本:手製本
…という仕様です。