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おう
庄太郎
                     
はい
                         
 呼び止められて振り返ると
音五郎は人の良さそうな笑顔を 
浮かべてこう言
                   
沖田君が
おまえさんによろしく伝えてくれとさ
     
はい
                       
 すぐに頷けなか
た庄太郎に
音五郎は眉をひそめてこう言 
                          
まだ気に病んでいるのか
                
                             

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 また夢を視た
また
いつもの夢を視た
         
 気持ち悪い
他人の人生のフラ
クなど
誰が楽し 
めるのか
基本的に最後には死ぬのだ
それを体験してしまう
浅倉は目を覚ますとゲ
ソリとした顔を上げた
       
顔色が悪いけど
大丈夫かい
              
 声をかけられた
そして差し出されたハンカチが目に入る
 
汗をかいていたわけではないが
善意を断るわけにもいかない
浅倉はそのハンカチを受け取
             
ありがとう
                      
                             

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 プロロ
グ                       
貴方の夢に
お邪魔させてもらう
            
 呪文を唱え
少女は他人
ひと
の夢の中へ
足を踏み入れ 
                           
 はらり
と少女の目の前に
青い花びらが舞う
      
 視界一面に広がるのは
咲き誇る無数の
青い花
何も知ら 
ない者が見たのなら
たちまち見惚れるだろう美しい花畑
し 
かし
彼女はそんな花
鋭い眼光で睨み付ける
     
 少女は何か探しているのか
辺りを見渡す
そして
ともす 
れば頭の芯がぼやけるような
強烈に甘い匂いが漂う花畑の中 

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 まだ冬の気配が色濃い春の始め
君は突然
僕の前から姿を 
消してしま
                     
                             
 桜が咲いたらお花見をしようね
と約束していたはずなのに
どこかに行
てしま
同じ空の下
何食わぬ顔で元気にし 
ているのか
それともふとした拍子に開いた異世界へ通じる穴 
とか扉から向こう側に行
てしま
たのか
         
 いくら探しても君は見つからず
僕はその過程で心をおかし 
くしてしま
たらしい
                  
                             

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 岩戸隠れの名探偵                    
                             
 僕は名探偵だ
                     
 どんな難事件もたちどころに解決する
最短は一時間で
多 
くは二時間で
最長でもワンク
ルで
           
犯人は
あなたですね
                 
 指を突きつける
泣き崩れる犯人
涙ながらの告白
    
 動機は借金
痴情の縺れ
脅し脅され
いつものようにワン 
パタ
                        
                             

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 北海道妖怪奇譚                     
 後輩書記とセンパイ会計
北方の小人に挑む        
                             
                             
                             
 開架中学一年
生徒会所属
有能なる書記のふみち
んは
 
時代が違えばアイヌ語の研究に生涯を捧げた民俗学者
金田一 
京助
きんだいちき
うすけ
とともにアイヌ文化の調査に励 
んでいただろう
ふみち
んは小学生時代
お父さんが集めて 
いた日本各地の民族楽器を六年間でだいたい演奏できたほどの 

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