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   ここはある街に有る修道院
             
 私がこの修道院に修道士見習いとして入
たのは二年前の事
あと一年
見習いとしての修行を積めば
私も修道士になれ 
そんな時の出来事だ
               
                             
 ある良く晴れた日の昼間
私は規則正しく並んだ木
の間を
如雨露を持
て歩いていた
                
 自分よりも背の高い植木
その間には香草や薬草が植えられ 
た畑がある
苗一つ一つに水を差し
痛んでいる葉が無いか 
どうかを確認しながら
俯いて歩いていた
         

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  獅子に捧げる間奏曲
インタリ
         
                             
 獣の影すら見えない荒野は既に
不穏な空気に満ちていた
 
あそこか
                     
 その不穏の中心を
丘の上から素早く見つける
を 
守るように囲んでいる近衛兵の少し向こうに
人のものとは到 
底思えない
曲がりくね
た角が生えている髑髏が浮かんでい 
るのが見えた
髑髏の下にあるのは
灰色の影のような身体と
二対の腕
その腕の一つが
影が生えている場所からスケルト 
ンを一体取り出し
前に
既に数え切れないほどのスケルトン 

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 目次                          
 太白寮小景 夏が終わるその前夜 
           
 
            
          
 水槽都市            
          
 午後二時半のセイレ
ン     
          
                             
                             
 
                       
   太白寮小景 夏が終わるその前夜           
                             

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 リカと私は一緒の家に住んでいる
玄関を抜けるとリビング 
があり
その先は左右二つの部屋に分かれている
上から見る 
ズボンのような間取り
右足と左足を間違えると
とても 
気持ち悪いけれど
死ぬわけでもない
           
                             
 リカと私は一緒の服飾学校に通
ている
一緒に住むように 
なる前から
私はリカを遠くから眺めては憧れていた
私は女 
だけれど
リカを好く気持ちは
どんなにリカを好きな男の子 
にも負けないだろうと思
ていた
抜け落ちた彼女の睫毛さえ 
もかき集めたい
と思うくらいの
一種
気味の悪い
一方方 

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 操縦桿とフ
トバ
を操ることで生み出される
強烈な横方 
向の加速度に
颯太は全身に力を込めて耐えていた
     
 そして
つい一瞬まで自分のいた空間には
おびただしい数 
の十二
七ミリ機銃弾が降り注ぐ
             
しぶといジ
しかしケツについたぞ
どうだケツにつ 
かれた気分は
思い知らせてやる
           
 闘志十分のマスタングの計器の横には
婚約者であろうか
 
若くて綺麗な白人女性の白黒写真が留められている
     
                       
                             

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