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   猫神様を祀る神殿
そこに神官長である少女は住んでい 
                           
 まだ幼さが残るか弱い彼女を守るのは
彼女直
に選んだ一 
人の男兵士
                       
 神官長に呼ばれた彼は緊張した面持ちで
白い石で出来た
 
それで居ながらも少しぬくもりのある彼女の部屋へと入る
 
                             
ミエ様
何か御用でし
うか
             
 神官長に呼び出されたと言う緊張からか少しこわば
た彼の 
声を聞いて
彼女
ミエが軽い足音を立てながら駆け寄
て 

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 ともすれば酔
てしまうようなネオンの街並みを抜けると
 
静かに流れる川がある
古臭い石橋を渡れば
色を失
てしま 
た町にたどり着く
                   
 派手派手しいネオンからモノクロに移り行くグラデ
何の感情も無く見つめ通り過ぎる風景は
既に私の生活の一部 
とな
ていた
                      
 歩くたびに足元の壊れかけた靴がパコパコと鳴り響き
それ 
はまるで
私の心を表しているかのように軽い音だ
   
                             

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 会葬                          
                             
       
                     
                             
 からりとよく晴れた秋空の下
葬儀は取り行われた
    
 参列者に見送られ
見守られ
祈祷師は埋葬された
    
 棺が土に埋もれていくのを前にしても
私は嘆きや虚しさは 
覚えなか
ただ
あのひとでも死ぬのだな
としみじみす 
るなか
彼の葬儀は終了した
               
                             

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なんだよも
織田さんたら早く言
てくださいよ
こう 
いうときこそ憂さ晴らしするべきです
 俺に任せてくだ 
さいよ
                        
 昨夜の織田の
上の日記に嬉
としてコメントをつけ 
た高橋は
翌日にはうきうきした調子で織田にまくしたててい 
                           
織田さん
ハプバ
行きまし
うよ
ハプバ
 一度
織 
田さんを連れて
てみたか
たんすよ俺
         

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なんで
 つき合えばいいじ
            
 開口一番に無責任に飛び出すのは
そんな無遠慮な一言だ
 
他人事だと思
                   
 ソフ
代わりに深く腰をおろしたベ
ドの上で
抱え込んだ 
ンをぽすぽすと殴りながら僕は答える
丈が長めのパ 
に杢グレ
のスエ
トパンツの部屋着に着替えた僕とは 
対照的に
制服のスラ
クスにぶかぶかの紺のカ
ガンを 
羽織
た春馬は不満た
ぷりのそんな返答をものともしないま 
にやりと涼しげに笑う
                
                             

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桜の時
                        
                             
 公園の中は思
たよりも人が多くて
たぶん一日中場所とり 
をさせられていただろう若い兄ち
んが酒につぶれて地を這
 
ていた
たまたま通りがか
ただけの僕たちは桜が咲いている 
てだけでなんの用意もしないできてしま
たけれど
案外そ 
れは正解かも知れないなと思いはじめてた
         
こんな中でモノ食う気がしないよね
と君もあきれたように 
笑う
                          
                             

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