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珠洲鈴涼理               
                             
 空が遠ざかる
                     
                             
 
 
 
                       
                             
 発光する白が
の視界を覆い尽くした
覚醒したばかり 
の視覚と意識を
鋭い白光が無理矢理に掻き回す
      
 やがて眩い侵入者を優しい光と認識し
受け入れられるよう 
になるまで数秒
が現状を理解し
現在を判別するのに 

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クリスタルチルドレンの時代              
                             
                             
                             
 その時
不意に我が家の玄関で二千円札を三〇枚程広げ 
始めたので
おうい待てよ
と周章てて止めた次第である
  
                             
                             
                             
                             

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 北海道妖怪奇譚                     
 後輩書記とセンパイ会計
北方の小人に挑む        
                             
                             
                             
 開架中学一年
生徒会所属
有能なる書記のふみち
んは
 
時代が違えばアイヌ語の研究に生涯を捧げた民俗学者
金田一 
京助
きんだいちき
うすけ
とともにアイヌ文化の調査に励 
んでいただろう
ふみち
んは小学生時代
お父さんが集めて 
いた日本各地の民族楽器を六年間でだいたい演奏できたほどの 

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幸福の香りにはさわれない
全文
  あずみ      
                             
 客間の布団を畳んで一階に降りると
挽きたてらしい珈琲の 
香ばしい匂いが
リビングのとびらを抜けて階段ポ
チまで広 
ていた
おれは反射のように足指を丸め
なんだか言葉に 
ならない
胸のざわめきを知
             
 ふ
と息を抜いて
細長い曇り硝子の埋ま
たとびらを開け 
ると
焼き立てパン
バタ
果物
グラニ
糖の香り 
なんかが一気に押し寄せてきて
寝不足もあいま
くら
 

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 荒い息が聞こえる
自分のもの
隣にいるエヴ
のもの
深 
奈美は疲労で気が遠くなるような感覚に襲われた
エヴ
は霊 
子力のコントロ
ルで普段隠している妖鬼の部分
背中から生 
えた天使の羽のような突起を露にしている
隠している余裕が 
無いのだ
                        
 耳元では次
に現れる妖鬼の座標を読み上げるオペレ
 
の井上翔子の声が悲鳴のようだ
だが
あまり言葉が頭に入
 
てこない
二人の疲労は限界に達していた
         
ラルフ
ちはどう
                
                             

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 麗しのド変態                      
                             
                             
ザン
やべえんだけど
             
 クラスも違うのになぜか毎日ともに過ごす昼休み
口い
ぱ 
いに頬張
た焼きそばパンを行儀悪くくち
くち
と音を立て 
て咀嚼しながら鈴木は思い出したようにそう言
     
 一方母の手作りの弁当を行儀よく口に運び
静かにそれを咀 
嚼する田崎はうんざりした顔を隠しもせずに応じる
     
                             

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