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 翌
第一月
げつ
の二十四の日
午前
ひるまえ
のマ
 
ナ王城メシ
メル
                   
 閣議室から出ると
窓の外では小雪が舞
ていた
     
 ノ
マン
ルムズ
ラは白い溜め息を眺め
広い廊 
下の窓辺で足を止めた
今日の閣議は主として内務関連の話題 
に終始し
武官であるノ
マンにと
ては退屈な時間であ
欠伸
あくび
を噛み殺しながらの三刻
さんじかん
が終わ 
外の冷たい空気を肌に感じると
急に気が引き締まる思い 
がした
                         
                             

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 北海道妖怪奇譚                     
 後輩書記とセンパイ会計
北方の小人に挑む        
                             
                             
                             
 開架中学一年
生徒会所属
有能なる書記のふみち
んは
 
時代が違えばアイヌ語の研究に生涯を捧げた民俗学者
金田一 
京助
きんだいちき
うすけ
とともにアイヌ文化の調査に励 
んでいただろう
ふみち
んは小学生時代
お父さんが集めて 
いた日本各地の民族楽器を六年間でだいたい演奏できたほどの 

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 私が訪ねてゆくと
火鉢を抱えるように座
ていた土方さん 
案の定来たかという目でちらりと私を見たが
すぐにその 
目をそらした
                      
 
私が何故や
てきたかも
察したのだろう
      
 私はその正面に座りながら
やや控えめに声をかけた
   
土方さん
どうなさるんですか
           
 何を
は口にしなか
土方さんなら
敢えて言わなくて 
通じる筈だから
                   
 だけど
土方さんは
                  
                             

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前略
                         
 廊下にまでせり出した荷物を見て久嗣はふたたび心が挫けそ 
うにな
たが
見ないふりをして作業にとりかか
    
 まずは目の前にある段ボ
ルを開けて
ひとつひとつや
つ 
けていけばいつかは終わるだろう
無理して今日じ
うに済ま 
せなくても何日かに分けてやればいい
しかし後先を考えない 
まま滅茶苦茶に詰めこんだものだから
必要なものがどこにあ 
るのか解らないのが困
                
 こんな時に妻がいたら
と久嗣はふたたび思いを馳せてしま 
身の回りの世話はすべて妻に任せきりだ
まさか先立 

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 永遠まで
あと
秒            
     
                             
 太白寮小景 去りゆく日
        
     
                             
 いつか星へ行く船            
     
                             
 太白寮小景 エイプリルフ
ルの新入生  
     
                             
 夢売り 第二夜             
     
                             

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 尋常ものまにあ                     
                             
                             
いいなあ
お前は
                   
 奴は
俺にしか聞こえない声で囁いて
行き過ぎた
    
 俺は思わず振り向いて奴の背中を見てしま
たが
奴はその 
時には仲間と共に廊下を歩き去
ていくところだ
    
 目立つほどでもなく
しかし明らかに染めているということ 
はわかる焦げ茶の髪を揺らして
にやにやと笑う横顔をさらし 
ている
奴はいつだ
てああや
て人の間に立
ていて
心か 

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